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2020/08/04
スタッフブログ
コーヒーが生活習慣病予防に効果的?
医食同源という言葉もあるように、食べ物は病気を治す薬の役割をすることもあります。
たとえばインフルエンザの治療薬として使われているタミフル。これは中華料理の香辛料「八角」の成分をベースに作られた薬です。また、鎮痛解熱剤として身近な薬アスピリンも、数千年前から鎮痛解熱のために使われていた「柳の樹皮」がもとになって生まれました。意外に思うかもしれませんが、実は薬というのは多くが、地球の恵みである自然の植物から生まれたものなのです。カフェインとポリフェノールが予防に効く?
最近、多くの人が日々口にしている飲料が、
ある深刻な生活習慣病を予防してくれることがわかりました。
その飲料とはコーヒーです。
コーヒーのカフェインが、糖尿病を予防してくれることが、最近の研究でわかってきたのです。最初はコーヒーに含まれるカフェインが、血糖値の調整役をしているのだと考えられていました。というのも、カフェインは血糖値を上げず、脂肪の燃焼を助けることでも知られていたからです。
ところがカフェインレスのコーヒーを毎日同じだけ飲む人と比べても、効果に変化がなかったことから、コーヒーに含まれるボリフェノールにも、血糖値を下げるなどの効用があることがわかりました。つまりコーヒーはカフェインとポリフェノールのダブルの力で糖尿病を予防してくれることがわかったのです。
残念ながらまだその詳しいメカニズムは解明されていませんが、コーヒーが糖尿病予防に一定の効果をもたらすことは明らか。糖尿病のほかにも、コーヒーを習慣的に飲むと、肝臓に良い作用があることが世界中の研究で明らかになっているほか、インスリン値を低下させ、尿酸値を下げるという説も。
もしかしたら古代にその薬としての効能を発見されたアスピリンの祖先、柳の樹皮のように、いつかコーヒーをもとにした生活習慣病の新薬が生まれる日が来るかもしれませんね。
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